2016年8月20〜21日
第4回福島を忘れない全国シンポジウム 福島グリーンパレス
 福島の被害自治体の議員や市民45名、全国から85名の参加があり、熱気に包まれた。馬場有浪江町長の基調講演「福島第1原発事故 その時浪江町は」に続き、山木屋地区、双葉町、川内村、楢葉町、大熊町からの現状報告、「おしどりマコ&ケン」の調査に基づく話など、大盛況のシンポジウムとなった。
飯館村役場 浪江町役場
 説明は渡邊計飯館村議。
 7月1日から全職員が帰還し、仕事を再開している。除染は行ったとして村民の帰還準備が進むが、役場の周囲の植え込みは1,353μSVになった。
 帰町準備や除染、廃棄物対策などの業務が再開されている。役場周辺の倒壊家屋などの片付けも進んでいた。
請戸地区 第1原発
 現地の説明を受ける。津波被害により、住宅は壊滅的被害をうけ、何も残っていない。原発の爆発により避難指示が出され、助けられる命を救えなかった「無念」の思いが残っていると言う。仮設の焼却施設(写真中央)や除染関連の機材が目立つ。  津波で破壊された請戸港から、第1原発が見える。約4Km地点。港の修復が始まっていた。
請戸小学校
 校長の賢明な判断で迅速な避難が行われ、一人も被害者が出なかった。津波に襲われた請戸地区で、山から見えたのは、小学校の屋根だけだったとか・・・。